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Microsoft AI Tour 2026の舞台裏。挑戦を後押しするカルチャーが価値を生む。

2026.06.30
  • ブログ
Microsoft AI Tour 2026の舞台裏。挑戦を後押しするカルチャーが価値を生む。

4社が交わり、一つの挑戦に向き合ったプロジェクトの幕開け

Microsoftが世界40以上の都市で展開するグローバルAIイベント「Microsoft AI Tour」(以下AI Tour)。数千人規模の経営者・技術者が参加し、最先端のAI活用に関する情報が一堂に集まる大規模なイベントが、2026年3月に東京ビッグサイトで開催されました。今回、私たちヘッドウォータースグループは、Premiumパートナーとして出展しました。

ヘッドウォータースグループはPremiumパートナーとしてMicrosoft AI Tour Tokyo 2026サイトの「トップソートリーダー」欄にて紹介されています。

今回の出展に際し、私たちヘッドウォータースコンサルティング(以下HWC)を含むヘッドウォータースグループ4社横断での出展、うち国内拠点の3社で運営チームが編成され、約2か月半の限られた期間で、200件程に及ぶタスクを並行して前に進める、密度の高いプロジェクトとなりました。

本記事では、その中でコンサルタントが担っていた役割や意思決定のリアル、そしてプロジェクトを通じて感じたチームの一体感やカルチャーについて、プロジェクトをリードした立場からお伝えします。

グループ企業と一体で進めるプロジェクト体制

今回のプロジェクトでは、意思決定の構造と役割分担の明確さが、全体の推進力を支えていました。

プロジェクト全体の責任者をヘッドウォータース(以下HWS)の執行役員が担い、その方針を起点に、経営陣やHWCの執行役員と連携しながら意思決定を進めていきました。

その上で実際の運営は、私たちHWCを中心に、HWS、ヘッドウォータースプロフェッショナルズ(以下HWP)のメンバーが参画。それぞれの専門性を持ち寄りながら、会社の垣根を越えて協働し、一つの目標に向かって取り組みました。

特に印象的だったのは、誰か一人がプロジェクトを動かすのではなく、それぞれが役割を果たしながら共通の目的に向かっていたことです。日々の議論や意思決定を通じて、各メンバーが主体的に関わりながらプロジェクトを形にしていく。その連携のあり方こそが、今回の取り組みの大きな強みだったと感じています。

こうした環境の中でHWCが担っていたのは、単に情報をつなぐ役割にとどまりません。意思決定の背景や全体の方向性を踏まえたうえで、各施策を具体的なアクションへと落とし込み、プロジェクト全体としての一貫性を保ちながら進行を支える役割を担っていました。  

そして、この一連のプロセスをリードしていくことこそが、コンサルタントに求められる価値であり、今回の取り組みを通じてその重要性を改めて実感しました。

Microsoft・大企業と連携し、価値を最大化する

今回のAI Tourでは、Premiumパートナーには45分間のブレイクアウトセッションが設けられていました。

この機会を最大限活かすため、大和証券様およびMicrosoft様との共同登壇を実現しました。

当社からは取締役と技術戦略事業部統括が登壇し、大和証券様、Microsoft様からもそれぞれ経営層・マネジメント層にご登壇いただく構成とすることで、HWSグループ単体での登壇よりさらに高い説得力とインパクトを生み出すことを狙いました。

三者で登壇したセッション「AIと人が協働する金融機関のこれから──価値創造の最前線から」。登壇者は右から日本マイクロソフト シニアディレクター荒濤大輔氏、株式会社大和証券グループ本社 デジタル推進部長 植田信生氏、株式会社ヘッドウォータース 取締役 西間木将矢氏、同技術戦略推進部 推進部長 竹石興紀氏。

もっとも、こうした登壇は単に依頼するだけで実現できるものではありません。

私たちはまず、「なぜ、何をこの場で発信するのか」「それぞれの企業にとってどのような価値があるのか」を整理し、来場者・Microsoft様・大和証券様・当社のそれぞれにとって意義のあるセッションとなるよう全体構想を設計しました。

その上で、関係者との対話を重ねながら、発信するメッセージや訴求ポイントを丁寧にすり合わせていきました。立場や期待値が異なる中で、一つの方向性に合意いただくことは容易ではありませんでしたが、「三者で登壇するからこそ生まれる価値」を粘り強く伝え続けました。 

その結果、Microsoft様、大和証券様双方にご賛同いただき、「AIと人が協働する金融機関のこれから──価値創造の最前線から」というタイトルの共同登壇を実現することができました。実際のセッションでも多くの来場者の関心を集め、イベント全体の中でも印象的なコンテンツとして評価いただくことができました。

異なる組織や立場の方々を巻き込みながら価値を形にしていく。このプロセスは、まさにコンサルタントの仕事そのものだと感じています。

展示・セッションを“成果につなげる”ための設計

展示ブースでは、多くの企業が出展する中で、いかに「HWSの強み・らしさ」を表現できるかにこだわりました。

デザイン面ではHWSのUI/UXチームと連携し、ブース、ノベルティ、Webコンテンツ、配布資料に至るまで、ビジュアルを全面的に刷新。来場者に一貫した体験を提供できるよう、全体を設計しました。

また、セッションと同時に新技術のプレスリリースを発表することで、発信の相乗効果も狙いました。広報部門ともコミュニケーションを取り、市場への伝わり方まで見据えたメッセージ設計を行いました。

AI Tour Tokyo 2026 の、ヘッドウォータースグループのランディングページ

そして、AI Tourには、AIの最先端動向や「AIが実際のビジネスでどのように活用されているのか」を知りたいという多くの来場者が集まります。そうしたニーズに応えるため、今回は実際のお客様との取り組みの中から、生成AIやAIエージェントをはじめとする注目度の高い7つの事例を厳選してご紹介しました。

一方で、紹介した事例の多くは進行中のプロジェクトや未公表の取り組みを含んでおり、どこまで情報を開示できるかについては慎重な判断が求められました。

各案件の担当者やお客様とも密に連携しながら、守るべき情報と伝えるべき価値を整理し、どの部分を公開し、どこを伏せるべきかを一つひとつ検討していきました。

セッション後のブースは、情報を求める人だかりができた。

単に情報量を増やすのではなく、お客様との信頼関係やコンプライアンスを守りながら、来場者にとって学びや気づきのある内容として届ける。同時に、ヘッドウォータースグループの技術力や実績、AI領域における取り組みを適切に発信し、将来のビジネス機会の創出につなげることも重要な目的でした。

その両立を目指し、限られた開示範囲の中でも価値が伝わるアウトプットへと磨き上げていきました。

プレッシャーの中で問われる意思決定と推進力

今回のプロジェクトで特に難しかったのが、短期間で次々と求められる意思決定でした。全体のKPI設計やセッションの方向性といった大きなテーマから、展示内容、ノベルティ、配布資料の細かな表現に至るまで、ステークホルダーや経営層、現場の意向を踏まえながらさまざまな判断が求められました。

その中で支えになったのが、経営層との距離の近さです。普段から役職に関係なくフラットにコミュニケーションを取れる環境があり、タイトなスケジュールの中でも細やかに相談しながらスピード感を持って意思決定を進めることができました。

ブース前で、日本マイクロソフト代表の津坂美樹さんを囲んで。

もちろん、ただ相談するだけではありません。経営層は重要な意思決定を数多く担っており、一つひとつの相談にかけられる時間も限られています。そのため、自分なりの考えや選択肢を整理し、「なぜこの方針がよいのか」「どのような効果が期待できるのか」を簡潔に伝えることが求められます。そうした姿勢を前提に、「それで行こう」と挑戦を後押ししてもらえる場面も多くありました。

失敗を恐れて前例踏襲や守りを選ぶのではなく、自分なりに考え抜いた提案であれば、役職や経験年数に関係なく真摯に耳を傾けてもらえる。そしてその挑戦を応援してもらえる。――そうしたHWSグループの良さを、このプロジェクトを通じて一層強く実感しています。

打ち上げから見えた、チームの一体感とカルチャー

本プロジェクトでは、「AI Tourを成功させる」という強い共通目的のもと、運営メンバーはもちろんソリューションとしてご紹介する案件のPMや担当者、現地に参加する営業やエンジニア、そして経営層までもが一丸となって取り組んできました。大変な場面も多くありましたが、多くのメンバーが同じ目標に向かって力を合わせ、イベントを無事にやり遂げたときの達成感は非常に大きいものでした。イベント終了後には打ち上げを実施しました。当初は運営メンバーを中心とした小規模な会を想定していましたが、最終的には30人近くが集まり、会場は身動きできないほどの賑わいに。

「この場面は大変だったよね」「この施策が良かったよね」といった振り返りに加え、「次はもっとこうしていこう」といった前向きな会話が自然と生まれていたのが印象的でした。

役員から入社したばかりのメンバーまで、立場に関係なく同じ場で語り合い、お互いの取り組みを称え合う。

こうした時間も含めて、「このチームは最高!」と自然と思える瞬間でした。

プロフェッショナルとして成果を追求する厳しさと、その先にあるバックボーンを超えた一体感や温度感。この両方が共存していることこそが、私たちヘッドウォータースグループの魅力だと感じています。


EBINEZUMI
担当者

EBINEZUMI 

金融業界からIT・AIコンサルタントへ転身。現在はAI領域のプロジェクトやBizDevに従事。
石橋を叩いて叩き割るほどの心配性だったが、HWCで「まずやってみよう精神」に磨きがかかる。
ビールと唐揚げ、551の海老焼売には目がない。


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