HWC Magazine

コンサル3年目の1日──人と組織を変える仕事がしたい。20代コンサルタントの転職と成長の現在地

2026.08.07
  • インタビュー
コンサル3年目の1日──人と組織を変える仕事がしたい。20代コンサルタントの転職と成長の現在地髙橋優希Takahashi Yuki

前職ではインフラエンジニアを経験し、ビジネスの側から価値を生み出す仕事がしたいと、ヘッドウォータースコンサルティング(HWC)に入社した髙橋優希さん。現在はITコンサルタントとして、様々なプロジェクトの推進やグループリーダーとしてメンバー支援に携わっています。そんな髙橋優希さんの1日を通じて、HWCでの仕事や仕事を通じて感じた成長、そして「技術の先にいる”人”に向き合いたい」と、将来を見据える若手コンサルタントの現在地を聞きました。 

プロフィール
髙橋優希(たかはし ゆうき)
2023年に新卒でSIerに入社し、データセンターの運用業務等を経験後、2024年にHWCに入社。入社後は新規事業企画や先端技術活用・スマートファクトリー化などのプロジェクトに携わる。 2026年からはグループリーダーに就任し、メンバーの憧れの存在となれるように奮闘中。 趣味は読書、美術鑑賞、神社巡りで、大きな書店では長居しがち。


ITコンサルタントは、「人と向き合いながら前に進める仕事」

──まずは、現在の仕事内容について教えてください。 

HWCに入社して3年目になり、現在は複数のプロジェクトに関わっています。朝はメンバーの勤怠管理や会議の準備から一日の仕事が始まります。午前中は会議が続くことが多く、リモートワークでの業務が中心になっています。業務内容によっては、お客様オフィスやHWCオフィスで業務を行うこともあります。また、社内メンバーとの連絡、資料作成、タスクの進め方の整理など、コンサルタントとしての業務は多岐にわたります。今年からグループリーダーも務めているため、メンバーとの1on1も週1回の頻度で行うなど、メンバーマネジメント業務にも携わるようになりました。  

──働く環境づくりにも、髙橋さんらしいこだわりがあるそうですね。 

そうですね。椅子やキーボード、照明など、仕事に集中できる環境にはかなりこだわっています。特にキーボードは、仕事で必要なお客様環境用と、自社用の2台のPCを切り替えられるタイプのものを使っていて、仕事のしやすさという意味でもかなり助けられています。電源を入れてキーボードのバックライトがつく瞬間が、自分の中では「今日も始めるぞ」というスイッチになっていて、そういう小さな儀式のようなものも、日々の仕事に向かううえでは大事だと思っています。照明はオンライン会議で顔を出す場面が多いので用意していますし、長く座る仕事だからこそ椅子にも投資しました。小さなことのように見えて、日々の積み重ねがそのままパフォーマンスにつながる仕事だからこそ、環境づくりも仕事の一部だと考えています。  

──1日の中で、特に意識している時間帯はありますか。 

朝の立ち上がりと、夜の整理の時間ですね。朝は会議が始まる前に、その日見ておくべき資料や連絡を確認しておくようにしていますし、夜は会議中にできなかった作業や、次の日に向けた準備を進めることが多いです。日中はどうしても会議が中心になりやすいので、落ち着いて考えたり、細かい確認をしたりするのは夕方以降になることが多いですね。とはいえ、あまり遅くまで働きすぎないようにすることも意識しています。長く続けていくためには、目の前の成果だけでなく、働き方そのものを整えることも必要だと感じています。 

コンサル3年目の1日──人と組織を変える仕事がしたい。20代コンサルタントの転職と成長の現在地 ある1日のスケジュール

エンジニア経験を生かし、ITコンサルタントへの転職 

──前職はエンジニアだったと伺いました。そこからITコンサルタントへ転職を考えた理由は何だったのでしょうか。 

前職ではインフラエンジニアとして、データセンターの運用やシステム設定変更などに携わっていました。ただ、大学時代にビジネスコンペティションに参加した経験もあり、 もっとビジネスの側から物事を考えたり、考えたことを資料や言葉にして誰かに届けたりする仕事がしたいという思いが強くなっていました。もともとITの経験があったので、次のキャリアとして視野に入ったのがITコンサルタントでした。コンサルタントとしてはゼロからの挑戦だったので、これまでの経験を生かしながら、新しい領域に踏み出せる環境を探した結果、HWCに出会いました。 

──実際に入社してみて、ギャップはありましたか。 

いい意味で、会社っぽくないなと思いました。前職では、もっと縦割りで、システマチックに仕事が進むイメージを持っていました。でもHWCは、所属や役職に関係なくフラットに会話できる雰囲気がありますし、挨拶一つ取っても明るく返してくれる方が多いと感じています。プロジェクトでも、所属部署をあまり意識せず、一緒に価値をつくる感覚で働けています。 

──ITコンサルタントに転じてみて、前職との違いを感じるのはどんなところですか。 

プロジェクト型で、期間内に物事を進める形で行う仕事であるというところです。 前職では、決まったシステムを安定して運用していく仕事が中心でしたが、今はプロジェクトごとに課題も答えも異なりますし、考えながら進めていく場面が多いです。自分はもともと、考えたことを言葉や資料にして形にすることが好きだったので、その点では今の仕事はすごく合っていると感じます。転職という選択は簡単ではありませんでしたが、技術のバックグラウンドを持ちながら、よりビジネスに近い場所で価値を出したいと思っていた自分にとっては、自然な流れだったのかもしれません。

コンサル3年目の1日──人と組織を変える仕事がしたい。20代コンサルタントの転職と成長の現在地 髙橋優希さん1

悩んだ時期を越えて見えた、成長の手応え 

──順調にキャリアを歩まれてきたように見えますが、実際はどうでしたか。 

実際は、悩んだ時期が何度もありました。 自分の経験や実力が求められるレベルに追いついていないと感じることが何度もありました。会議をうまく回せなかったり、資料にたくさん修正が入ったりして、「自分はプロジェクトのお荷物なのではないか」と不安になったこともあります。ただ、その中で上司やグループリーダーに相談しながら、一つずつ乗り越えてきました。後輩のフォローや育成を任されるようになってからは、「自分が視座を上げなければいけない」と思えるようになり、それが自信にもつながっていったと思います。 

──グループリーダーとしてはどのようなことを意識していますか。 

メンバーとの1on1を通して業務の進捗だけを聞くのではなく、その人がどう感じたか、何を考えたかを聞くようにしています。たとえば、うまくいかなかったことがあったとしても、それに対して本人がどう受け止めたのか。逆にうれしかったことや、お客様から言われて励みになったことが何だったのか。そうしたことを言葉にしてもらうことで、メンバーが気づきを得られるよう心がけています。自分自身、悩んだ時期に周りに支えてもらった経験があるので、今度は自分がメンバーを支える立場になりたいという思いもあります。 

──成長を実感した瞬間があれば教えてください。 

印象に残っているのは、以前参画していたプロジェクトのマネージャーの方に、うれしいお言葉をいただけた瞬間です。そのプロジェクトには「この人の右腕になってください」と言われて参画したのですが、離任のタイミングで、自分が「やっと右腕になれた気がします」と話したら、「もう両腕ですよ」と言っていただけたことです。それは本当にうれしかったですし、自分がこの仕事を通じて成長できた実感につながりました。 

コンサル3年目の1日──人と組織を変える仕事がしたい。20代コンサルタントの転職と成長の現在地 髙橋優希さん2

技術の先にいる、人と組織をより良くしていきたい

──仕事をするうえで、大切にしている価値観はありますか。 

僕は会社のバリューとして掲げられた「51:49=提供価値:対価~期待を超える価値を提供する~」という価値観を特に大事にしたいと思っています。期待されたことにきっちり応えるだけではなく、少しだけ上回る価値を提供していく。その積み重ねが、次の信頼や次の仕事につながると思っているからです。それを実践するために「クイックアンドダーティー」という言葉がありますが、自分の中では「クイックアンドビューティフル」ということを意識しています。早く出すだけでも、丁寧につくるだけでもなく、スピードと質の両方を取りにいく姿勢は、ITコンサルタントとして働くうえでも、大切にしたい軸になっています。 

──仕事を通じて、実現したいことはどんなことですか 

僕は、技術自体よりも、その技術によって人や組織、社会がどう変わるのかに興味があります。技術は人が使うものですし、どれだけ優れた仕組みでも、人が変わらなければ意味がないと思っているからです。だからこそ、自分は人と組織の変化にフォーカスした仕事をしていきたいと考えています。大学生の頃からIT業界を志望していて、前職でもエンジニアとして技術に触れてきましたが、最終的に自分の関心が強く向いたのは、「その技術をどう浸透させるか」「それによって何を実現するか」という部分でした。ITコンサルタントという仕事は、まさにその接点に立てる仕事だと思っています。 

──3年後、どんな自分になっていたいと考えていますか。 

今よりももっと上位のレイヤーで物事を考えられるようになっていたいです。たとえば、戦略や構想の段階から関わることや、新しい企画を形にしていく仕事にも携わっていきたいと思っています。あわせて、僕自身がずっと関心を持っている「人」や「組織」の領域にも、より深く入り込んでいきたいです。例えば組織開発や人材開発のようなテーマもその一つです。より本質的な変化を生み出せる存在になるために、これからも成長を続けていきたいと思っています。 


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