ヘッドウォータースコンサルティングにおける「ホスピタリティ」とは?
2025.08.28- コラム

本記事をご覧いただきありがとうございます。
ヘッドウォータースコンサルティング(以下HWC)の白鳥と申します。
私は、2年前に、自動車学校の指導員として働いていましたが、一念発起し、転職を決意。ご縁あって、HWCに入社いたしました。
現在は、コンサルタントとして、金融系BPO企業の業務改革を支援しております。同時に、グループリーダーとして、グループメンバーの勤怠管理やキャリア相談なども行っております。
HWCが掲げるホスピタリティとは
HWC社内で、「我々が持つ強みは何だろう」というテーマでグループディスカッションしたことがありました。「一気通貫支援をすることができる」「最先端のAIソリューションを提供することができる」など、技術支援の強みが発表される中、どのグループからも出てきた言葉は「ホスピタリティ」でした。
そんなHWC社内でも強みとされている「ホスピタリティ」に焦点を当てていきたいと思います。
ホスピタリティとは? 今回、MicrosoftのAI、Copilotに聞いてみました。
ホスピタリティとは、
**「心のこもったおもてなし」や「思いやりのある接遇」**を指します。
- 相手の立場に立って考え、快適に過ごしてもらうための配慮や行動を意味します。
だそうです。
主に、ホテルや飲食店といった接客業でよく使われる言葉で、IT業界で取り上げられることはあまりないと思いますが、なぜ、HWCでは「ホスピタリティ」というワードが取り上げられることが多いのでしょうか。
それは、お客様への価値提供するにあたって、絶対に必要となるとマインドセットだから、です。
IT業界では、こんなうわさを耳にすることがあります。
「うちの会社、ITシステムを取り入れて仕事が楽になるかと思ったら、もっと仕事が複雑になっただけだった」とか、「世間のDXの流れに乗って、業務をデジタル化したけど、マニュアルが整っていなくて、結局仕事が散らかっただけだった」など、ITを取り入れたものの、結果仕事が複雑になっただけで、誰も幸せになっていないという話です。
HWCでは、お客様の進化、変革を支えるパートナーとして活動し、「新結合の社会実装」という大きな目的(パーパス)に向かって動いています。そのためには、お客様が求めているものは何か、課題は何かといった、お客様への理解が必要不可欠です。どれだけ素晴らしい 最新技術を導入したとしても、お客様に価値を感じていただけなければ意味がない。だからこそ、HWCでは「ホスピタリティ」という、お客様の目線に立って考えるマインドセットを重要視しているのです。
自動車学校で磨かれたホスピタリティとコンサルタント
では、実際に私がITコンサルタントとして働いた時に、前職の自動車学校で働いた経験はどれだけ活きたのでしょうか。結論から言うと、ものすごく活きていると感じています。
働くたびに、自動車学校時代に、先輩から教わった様々な考え方が脳内に巡ってくるのです。特に、私の中で印象に残っている言葉は「その教習は本当に教習生のためになるのか」という言葉です。
指導員になりたての頃、私は教習生に対して弱点を指摘する、ということがあまりできず、良い点を褒めることを意識していました。ですが、そんな教習の様子を見て、先輩指導員から上記の言葉を言われてしまったのです。
確かに、教習生の良かったところ、長所を褒めることは大事です。だからといって、教習生の短所ややってはいけないことを無視して良い理由にはなりません。特に車の運転は、ちょっとした不注意や慢心で、自分や他人の人生を一変させてしまうような重大事故にもなりえます。そんな中で、ただ教習生を褒めるような教習は、「本当に教習生のためになるのか」 ……。
それ以来、私は「本当に教習生のためになる」教習を行うよう努力しました。教習生が表に出さないわからないことや不安なことを理解しようと、教習生の目線や力の入れ具合、姿勢、ハンドルを回し始めるタイミング、ブレーキを踏み始めるタイミングなど様々な要素に分けて観察し、教習生が真に求めているアドバイスが何かを探るよう考えるようになったのです。
このような、相手が真に求めているものは何か、自分の行動が本当に相手のためになるのか、と考え続けることが、ITコンサルタントに求められるホスピタリティの1つだと考えます。
実際の業務でも、期日やタスク状況をお客様に確認する時に、心苦しく思うこともあります。お客様を責め立てるようにならないか、と考えることもあります。ですが、お客様が真に求めているのは、期日通りに、タスクの抜け漏れもなく、プロジェクトを完遂させること。自分の行動が「本当にお客様のためになるのか」というホスピタリティが自身に浸透していれば、IT未経験で、知識が足りなくても、やるべきことや方向性を間違えることなく、会社やお客様に貢献し、気付いた時には、誰からも頼りにされるコンサルタントへと成長できると考えています。
おわりに
HWCでは、私のようにIT未経験で入社された方や、その道20年とIT業界に身を投じてこられた大ベテランまで、多種多様なバックボーンを持ったメンバーで構成されています。そんな我々の共通点が「ホスピタリティ」です。お客様のため、会社のため、グループのため、ひいては社会全体のため。常に考え続けているのがHWCのメンバーの共通点であり最大の強さであると思います。
もし、あなたが「ホスピタリティ」に共感していただけるのであれば、きっと未経験であろうと、そうでなかろうとイキイキ働くことができると思います。ぜひ、HWCで共に働きましょう!
それでは!